2008年11月12日 (水)

原画紛失、漫画家と小学館和解=「金色のガッシュ!!」-東京地裁

「週刊少年サンデー」で連載された人気漫画「金色のガッシュ!!」の原画を紛失したとして、作者の雷句誠(本名河田誠)さん(34)が小学館に330万円の損害賠償を求めた訴訟は11日、東京地裁(山崎勉裁判長)で和解が成立した。
 原告側の代理人弁護士によると、和解条項は小学館が原画の紛失を雷句さんに謝罪し、和解金255万円を支払うなどの内容。
 紛失したのはカラーで描かれた5枚で、雷句さんは「美術品としての財産的価値がある」と主張していた。
 雷句さんは同日記者会見し、「価値が認められたのは漫画家にとって大きな一歩だ」と話した。
 小学館広報室の話 当方の誠意を認めていただき本日和解した。

2008年11月11日 (火)

<麻生首相>「経済うまくいけば、2年後にも消費税上げ」

麻生太郎首相は11日昼、3年後としている消費税率の引き上げ時期について、「経済が2年でうまくいったら2年後に(関連法案を)出す。3年たってうまくいっていなければ、その段階で考える」と述べ、経済情勢を見極めながら柔軟に検討する考えを示した。

 そのうえで、「行政改革で無駄をなくして、景気対策で経済がよくなり、経済のパイが大きくならない限りできない」と、引き上げにあたっては前提条件があることを改めて強調した。

2008年11月10日 (月)

賭けに勝った“勝負師” 日本一に導いた西武・渡辺監督

若き獅子たちの手によって、背番号99が9度宙に舞った。西武が宿敵巨人を破り、4年ぶり13度目の日本一。「こんな、就任1年目のダメな監督を盛り上げてくれて、選手たちには感謝しています」。渡辺久信監督の声が震えていた。

 12球団唯一の投手出身監督。自身も10度経験した大舞台で、主力投手の心意気と、短期決戦の特徴を知り尽くす采配(さいはい)を見せた。「短期決戦には、短期決戦の戦い方がある。調子のいい選手を使わないと悔いが残る」。追いつめられた第6戦で今シリーズの絶対的な切り札、岸を投入。次戦を考えず最後まで投げさせた。そして第7戦には西口、石井一、涌井をつぎ込む総力戦を展開。「(現役時代に)僕もやってきたし、こういう使い方は自分の考えた通りではあったね」。事前の思惑通り、逆転勝ちをもぎ取った。

 巨人の李承ヨプひとりの年俸(推定6億5000万円)が、西武のスタメン野手の年俸合計とほぼ同じ。個々の力で勝ち上がってきた巨人には、ベンチ全員で立ち向かうしかない。第5戦で王手をかけられると「今こそ一つになるときだ。追い込まれた獅子の強さを見せろ」。若い選手の反発心をもう一度呼び起こし、指揮官自身は“最後の賭け”に集中した。

 現役時代から「天性のギャンブラー」といわれた男。独身時、西武は5年間の寮生活が義務づけられていたが、4年目のオフに無断でマンションを購入。背水の陣で退寮を直訴した。「もう契約しちゃいました」。6000万円の大きな賭け。これには当時の根本管理部長(故人)も折れた。「おまえ、よう考えたな…」。岸を先に使い切って流れを引き寄せたシリーズの勝負手は、そのときと同じ豪胆さがなせる業だった。

 ただ、歓喜の瞬間に、リーグ優勝で見せた涙はなかった。自分を胴上げしてくれた若い選手をさらに成長させ、黄金時代を作る使命が残されているからだ。「アジアシリーズ、勝つぞ!」。指揮官の発声で、ナインは一斉に人さし指を空に突き上げる“ナンバーワン”ポーズ。現役最年少、43歳の渡辺監督の前には長く広い道が開けている。(坂井朝彦)

2008年11月 7日 (金)

広がる?「ドギーバッグ」 海外では当然も…食中毒恐れ、日本は消極的

レストランなど飲食店で、食べ残した料理の「持ち帰りサービス」を実施するところが増えてきた。9月には「ドギーバッグ」と呼ばれる専用容器も発売され、食品廃棄物の削減に向けた取り組みとして注目が高まっている。海外では当たり前とされる「食べ残しの持ち帰り」だが、食中毒の恐れから日本では拒否する店も少なくない。果たして普及は進むのか?(中曽根聖子)

  ■写真で見る■ 「ドギーバッグ」の容器って、どんなもの?

 ≪もったいない≫

 「お持ち帰りになりますか?」

 東京・広尾にあるイタリア料理店「オステリア ルッカ」。ここでは、スタッフが客の食べ残し具合を見ながら声をかけ、サラダや肉、魚料理などを専用の容器に詰めてくれる無料サービスが女性客らに好評だ。声をかけた人のほぼ9割が持ち帰り、自分で容器を持参する常連も増えたという。

 「世界中に飢餓で苦しむ子供がいるのに、食べ残しを捨てるのはもったいない。以前から、店で何かできないかと考えていた」

 桝谷周一郎シェフは、サービスを開始したいきさつをこう説明する。

 ≪恥ずかしい…≫

 同店で利用する容器は、デザイン雑貨のレアック・ジャパン(東京都港区)が手がける折りたたみ式「ドギーバッグ」(大小2個で1セット、819円)。プラスチック製まな板などに使われるポリプロピレンで作られており、洗って繰り返し使えるのが特徴だ。9月から、全国の東急ハンズや通販サイトが取り扱いを開始し、同社は年間500万セットの販売を見込む。

 宮沢勲社長によると、海外のレストランでは食べ残しを持ち帰る習慣は当たり前。特に1人分の量が多い米国では「犬の餌にする」という意味で名付けられた「Doggie bag(ドギーバッグ)」がどの店にも置かれているという。

 「日本ではもったいないと思っても、恥ずかしくて言い出せない人も多い。ドギーバッグの導入に前向きな自治体や商店街もあるので、将来的には実施店が一目で分かるマークを掲げ、持ち帰り運動を定着させていきたい」と語る。

 農林水産省によると、日本の食料自給率は40%にとどまる一方、外食産業による食品廃棄物は年間約300万トンに上る。食べ残しを減らす取り組みが各地で始まっており、「おいしいふくい食べきり運動」を展開する福井県では、ホテルや飲食店など約50店舗が持ち帰り用容器を提供している。

 ≪自己責任≫

 ただ、日本では客が持ち帰りを希望しても断る店は少なくない。欧米と違い夏場は高温多湿で、食べ物が腐りやすいという懸念があるからだ。外食チェーンが加盟する日本フードサービス協会では「持ち帰った後でお客さまがいつ、どんな状態で食べるのか、店側は責任が持てない。食中毒などの事故があればチェーン全体の問題になりかねず、積極的に導入するのは難しい」とみる。

 とはいえ、米国に本社を置く「アウトバックステーキハウスジャパン」のように、東京や大阪など全国の店舗で持ち帰り無料サービスを実施するチェーン店もある。容器に日付を記入し、「お早めにお召し上がりください」と声をかけるなど、衛生面に細心の注意を払っている。

 米国生活が長い同社マーケティング・ディレクターの虎見弥生さんは「お持ち帰りはお客さまの自己責任が前提。トラブルは一度もない」ときっぱり。

 日本にも持ち帰り文化が定着するかどうかは、むしろ消費者一人一人の意識にかかっていると言えそうだ。

2008年11月 5日 (水)

ひき逃げ後、のうのうとホストに転身 吉田容疑者

もうすぐ2人目の父親になる予定だった男性の命を無残にも奪った男は、のうのうと夜の繁華街を闊歩していた。5日、大阪・梅田のひき逃げ事件で殺人などの疑いで逮捕された吉田圭吾容疑者(22)は、事件後行方をくらまし、とび職人からホストに“転身”していた。無免許と飲酒運転がばれるのを恐れ、アクセルを踏み続けた身勝手すぎる逃走と無反省な態度に、「ふざけている」。遺族や関係者からはやり場のない怒りの声があがった。

 5日午前3時55分。大阪・ミナミのラーメン店から出てきた吉田容疑者は異様な雰囲気を察知し、いきなり駆け出した。吉田容疑者の顔写真を手に行方を追っていた府警の捜査員たちが待ちかまえていた。しかしすぐに足がもつれ転倒、そこに捜査員が飛びかかった。任意同行された吉田容疑者は当初、ひき逃げ容疑を否認していたという。

 目撃情報や物証が乏しい中、捜査が大きく動いたのは1日。犯行車両とみられる乗用車が大阪市此花区で見つかり、所有者の建築会社の従業員だった吉田容疑者が「会社を辞めます」という置き手紙を残して行方をくらましていることが判明した。

 「もしかして…」。容疑者の自殺が頭をよぎった捜査員もいたが、結果はまったく違った。曽根崎署捜査本部が知人や元同僚らから事情を聴いたところ、吉田容疑者がミナミでホストとして働いているという情報を入手した。

 店名までは分からなかったが、捜査本部は4日夜から5日未明にかけて、捜査員を大量投入。顔写真を頼りに探したところ、午前3時半ごろ、ラーメン屋に入ろうとしていた2人組の1人が吉田容疑者と酷似しているのを確認。別の捜査員も駆けつけ、店から出てくるのを待ち受けていた。

 吉田容疑者は逮捕後、「酒を飲んでいた。無免許で捕まるとまずいので逃げた」と供述したが、謝罪の気持ちなど被害者については何も話していないという

2008年11月 4日 (火)

犯行車両か、車を発見 大阪のひき逃げ事件

大阪市北区梅田の交差点で堺市東区の会社員、鈴木源太郎さん(30)が車にはねられ、約3キロ引きずられて死亡したひき逃げ事件で、曽根崎署捜査本部が、大阪市内で不審な車を発見、押収していたことが4日、分かった。捜査本部は、車体の特徴や傷などから犯行車両だった可能性が高いとみて調べている。

 この車を使用していた若い男の所在が分からなくなっているといい、捜査本部は事件に関与している疑いがあるとして行方を捜している。

 調べでは、鈴木さんは10月21日午前4時15分ごろ、北区梅田の国道176号交差点で車にはねられ、車体底部に巻き込まれた。車は鈴木さんを巻き込んだまま約3キロ先の同市福島区吉野の市道まで引きずり、救護せずに逃走した。

 鈴木さんは長距離を引きずられ、頭や首を路面で激しく損傷したことなどによる外傷性ショックで死亡。最初の衝突は大きくなく、引きずられたことが致命傷になった。

 犯行車両については、これまでに曽根崎署前の防犯カメラや、遺体発見場から南西の同市此花区内の複数の防犯ビデオに黒いワゴン車が映っていた。梅田で鈴木さんがはねられる際の目撃情報もあり、捜査本部は黒いミニバンタイプの車について捜査を続けていた。

 犯行車両は逃走中、鈴木さんをはねたあと、車体の底部に巻き込んでいるにもかかわらず、左右の小幅なぶれを繰り返した上、計4カ所で大きく蛇行。鈴木さんを路上で振り落とそうとした形跡があった。

2008年10月31日 (金)

「種明かし」裁判敗訴!マジシャン怒りのネタ見せ

ニュース番組でコインを使った手品の「種明かし」をされたとして、マジシャン約100人が日本テレビとテレビ朝日に約430万円の損害賠償や謝罪放送を求めた訴訟で東京地裁は30日、請求を棄却した。原告代表のプロマジシャン・藤山新太郎さん(53)=日本奇術協会副会長=はショックを隠せなかったが、司法記者クラブで前代未聞の“マジックショー”を披露。控訴することを宣言し、ご満悦で裁判所を後にした。

 判決などによると日テレ、テレ朝両局は2006年11月、マジックバーの経営者らが手品に使用するため硬貨に穴を開けたとして、貨幣損傷等取締法違反容疑で逮捕された事件をニュース番組で報道した。

 番組ではコインにたばこを貫通させる手品を紹介。もともと中央部に穴があり、ふたが閉じる仕組みになっているギミックコインについて映像つきで解説し、手品の種を明かした。

 これに原告側は「犯罪とは無関係な種明かしを繰り返し、財産的価値を奪った」と提訴。しかし30日、東京地裁の佐久間邦夫裁判長は「コイン手品の価値を低下させたとはいえない」と判断、原告側の請求は退けられた。

 オールバックの髪形に水色のジャケットで出廷した原告代表でプロマジシャンの藤山さんは、原告席で悔しそうに裁判長に一礼して退廷。しかし芸歴42年の腕が黙っていなかった。

 裁判所庁舎内にある司法記者クラブのレクチャールーム。会見で控訴することを発表した藤山さんは、おもむろに500円、100円、10円硬貨を取り出すと次々に消してみせた。さらに千円紙幣を折りたたみ10枚(1万円)に増やすネタも披露。

 見事なパフォーマンスだったが報道陣から拍手は起きず、パソコンで速報を打つ記者のキータッチ音だけが響いた。リアクションの薄さに藤山さんは「これだけ効果が落ちるんです。あの(種明かし)報道がなければ、この不思議が3倍になったのに…」と訴えた。

 傷心の藤山さんに司法記者たちから想定外の質問が飛んだ。「さっきのタネはどうなってるんですか?」藤山さんは苦笑すると、テレビカメラが止まっていることを確認して一部を披露。もっと見せてくれというリクエストは「何でもかんでも種明かしできません」と突っぱねた。

 裁判所を出た藤山さんは「いつも何千人もの観客の前でやってますけど(舞台の)空気が違いましたね。でも、裁判所で手品ができたなんて史上初じゃないですか」と控訴審への発奮材料を手に入れたようだった。

 ◆マジシャンの貨幣損傷事件 06年11月、大阪市でマジックバーを営むマジシャンら4人が、マジック用のコインを作るために本物の硬貨に穴を開けるなどしたとして、貨幣損傷等取締法違反容疑で警視庁保安課に逮捕された。

2008年10月30日 (木)

テレ朝「サラリーマン金太郎」ロケ、無断で車のナンバー装着

テレビ朝日が都内で行ったドラマ「サラリーマン金太郎」のロケで、アパート駐車場に止めてあった乗用車に、無断で小道具のナンバープレートを取り付け、所有者側から抗議を受けていたことが29日、分かった。

 同局によると、ロケは28日午後、東京都杉並区で実施。スタッフの一人が、乗用車のフロントのプレートのネジを工具で外し、小道具のプレートを重ねて装着した。所有者の知人女性が気づき現場で抗議、警視庁荻窪署に届け出た。同局は「弁明の余地がない」とコメントした。

2008年10月29日 (水)

2兆円定額減税、給付金支給方式に変更で自公合意

自民、公明両党は28日、年度内に実施する予定だった定額減税について、減税ではなく定額の給付金を支給する方式に変更することで基本合意した。

 政府・与党が30日に取りまとめる追加景気対策に盛り込む。給付金の総額は約2兆円規模の見込みで、今年度内に現金か金券の形で配布する見通しだ。

 具体的な給付金の額や対象者などは今後、財務省などが検討するが、給付にあたっては所得制限などの条件は設けない見通しで、全世帯が給付対象となる可能性がある。給付額は家族構成によって異なるが、仮に総額2兆円を、2008年3月末現在の全国の世帯数で単純に割れば1世帯当たりの給付金は約3・8万円となる。

 政府・与党は99年に実施された金券の「地域振興券」をモデルに支給方法などを検討している。当時は、市町村の窓口を通じて総額約7000億円が配布された。

2008年10月28日 (火)

クマ興奮?窒息死 山形大GPS生息調査

山形大は27日、今月から全国で初めて衛星利用測位システム(GPS)を取り入れたクマの生息調査で、電波発信機付き首輪を装着して山に放した最初のクマが死んだと発表した。つばを大量に飲み込んだことによる窒息死が原因とみている。

 クマは23日、鶴岡市内の山林で地元猟友会のわなによって捕獲された雄。山形大農学部研究グループの研究員が麻酔を打ち、機器の付いた首輪を巻いて市内の同学部演習林(753ヘクタール)内にわなごと放した。目を覚ませば逃げられる仕組みだったという。

 24日午前、猟友会のメンバーがわなを回収しに行くと、クマが中で死んでおり、獣医師により窒息死と診断された。

 山形大企画広報室は「興奮した状態でつばが大量に出ていたと考えられ、麻酔から覚めてから、気管と肺に誤って飲んでしまったと推定される」と説明。

 その上で「(麻酔量や首輪の装着法などについて)誤りはなかった。大型哺乳(ほにゅう)類調査にはリスクが伴う。大変残念だが、(12月までの)残り期間で調査を続けたい」と話し、新たな個体を捕獲する考えを示した。

 山形県のクマの生息数は全国トップクラスで、調査は同大と県が合同で実施。行動範囲や睡眠時間、餌の捕獲場所など、24時間の生態を分析し、クマの保護管理計画に役立てるという。

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